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2016/03/13
安請け合いしないの原因
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ものごとを楽観的に考えすぎる
依頼されたことの内容について「自分にできるだろう」と判断することがふつうの人よりもずっと多い。それは自信があるわけではなく、自分の力量に照らして「できるだろう」と客観的に判断するのではなく、プラス思考なために「なんとかなるだろう」と甘く考えるのが安請け合いする人の思考の特徴。
安請け合いする人というのは、どこか「自分なら何とかしてあげられるだろう」と根拠のない自信を持っていることが多くその思い違いが自分を追い詰める。
人にやさしい性格
やさしい性格のために人に対してできるだけのことをしてあげたいという気持ちを常に持っています。
それと同時に「断ったら相手が困るだろうな」とも考えます。
「人の立場に立ち、自己犠牲を払うことができるタイプの安請け合いをする人もいる」ということなのです。
また自分が引き受けることで相手が喜んでくれると、いくら自分が損をしてもそれで構わないといった心理も働いています。
義理人情に厚い
自分が受けた恩は忘れず、何かで恩返しをしたいと常日頃から考えており、その相手から頼みごとをされたら恩返しをするチャンスだと受け取ります。
そしてこのタイプの人は、自分が周りに対してしてあげた恩はそれほど評価せず自分が受けた恩の方を評価しますので、周りからは非常に頼りにされていますし信頼もされていると言える。
嫌われることを怖れる
頼まれごとを断れば少なくても、断わった人に対して良い感情は持たない。
そのため自分が依頼に応えられるかどうかは考慮しないでその場しのぎで依頼を承諾してしまう。
自分でやらなきゃ気が済まない
完璧主義者であることが多く何事も自分で完ぺきにこなそうとするがゆえに他者に任せるということをしません。
それくらいなら自分でやった方が良いと考えその結果が安請け合いに繋がる。
安請け合いの注意点
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一歩間違えると周囲からは便利に扱われてしまう
気のすすまない頼み事でも渋々引き受けてしまうのですから、周囲からはあの人に頼めば断られることはないだろうといった評価を受けてしまいます。
こちらは相手の気持ちを考えるからこそ断り切れないのですが、相手からは頼もしいというイメージを持たれているからではなく、便利屋か何かと同様に思われているのだと考えてください。
安請け合いしない方法
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自分がやりたいことを優先する
安請け合いしてしまうのは、自分の時間が余っていると感じているから。
頼まれた時点でやることが特になかったり、自分の趣味のために明けて置いた時間だったりするとついつい引き受けてしまう人は多い。
頼まれてことを何でも受け入れてしまうタイプというのは、優しいのではなく自分がやるべきことややらなくてはならないことをすぐに疎かにしてしまう人だということを認める。
自分が一番やりたいことを優先するようにすれば他人からの対して重要でない申し入れを受ける必要がなくなり安請け合いしなくて済みます。
引き受けたことで相手に褒められようと考えない
重大な出来事なら引き受けることで手助けになることもありますが、安請け合いしてしまう人の多くは残念ながらどうでもいいことまで引き受けてしまっています。
そして「相手のため」と言いながら、心の根底では「引き受けたら相手に褒められるかも」といった気持ちが隠れていることも多い。
褒められることは大したことじゃないと思えば、褒められることに執着しない考え方を持つことができます。
手帳に自分の予定を書き込む。
手帳に「やらなければいけないこと」だけでなく「自分がやりたいこと」も書く
そして、「やりたいこと」を「自分が今やらなければいけないこと」にしてしまう。
そうすれば余った時間を他人からの頼まれごとに使わなくて済む。
ちょっとしたことを頼んでくる人との関係も断捨離する
人に頼みごとをするというのは相手の時間を自分のために使わせるということ。
付き合っている限り頼まれごとが減ることはまずないでしょうしそのたびに引き受けていては自分の時間がいくらあっても足りません。
人との関係を断捨離というと冷たい人に思われるかもしれませんが、どうでもいい頼みごとをしてくる人よりも、自分のことを考えてくれる人を大切にすべき。
ほんの少し距離を置くだけでも随分変わりますから試してみるといい。
できないことはできないと断る勇気も必要
結果、自分の手に余って、依頼に応えられず、かえって相手に迷惑をかけてしまうことも少なくありません。
安請け合いしたがために相手を怒らせてしまうこともありえる。
いくら頼みごとを気持ちよく引き受けたところでそれを最後までこなせないようでは、いずれ周囲からの信頼を失ってしまいます。
引き受けたことをこなせなかったり失敗をしたときに迷惑をかけますし、お願いことを断ったとき以上に信頼を失ってしまいます。
仕事の断り方
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まずは感謝の気持ちを伝える
仕事を持ちかけてくれた相手は多くの企業やフリーランスがいる中であなたを選んでくれたのです。
それがどんな内容の仕事であれあなただから頼みたいと思ったことは事実。
今後のためにも、丁寧に接するよう心がけたい。
できない理由を伝える
ただぶっきらぼうに「やりません、さようなら。」では、確実に次の仕事には繋がらない。感じ悪いなーと、相手に不快感を持たれるだけ。
人にもよると思いますが、相談する方だっていろいろを気を揉む。
相手も貴重な時間を割いてあなたに話を持ちかけています。
なぜできないのかを説明するのは当然。
■ 納期に間に合わない
■ 専門外なので引き受けられない
■ 金銭が合わない
代替案を用意する
他案件との兼ね合いで納期に間に合わないなら……
「納期を3日ほど延長していただければできます」「納期までだと○○の部分だけなら提出できます」など。具体的な日付や作業内容をしっかりと伝えれば、調整してもらえる可能性は高い。とくに納期の延長は、交渉の価値あり。
スピードも大事ですが、質を重視している姿勢が買われる場合もありますよ。
せっかく舞い込んできたチャンスですから逃さないようにしたい。
興味のある案件ならその思いを熱く伝える
時間さえ空いていればすぐにでも引き受けたい案件という場合は、とにかく熱心に思いを伝える。
もし話のあったタイミングで仕事ができなくても、相手が後々まで覚えていてくれるはずです。「あぁ、この前熱く語ってた人だな」と印象に残っていれば、他の仕事を回してくれるかもしれません。
仕事を依頼してくれた人の気持ちを考えて丁寧に応対すること。
そして自分の正直な気持ちをきちんと説明し、今後どうしたいのかを明らかにする。
このふたつがきちんとできれば、単発でなく継続したお付き合いのきっかけになるでしょう。
相手に不快感を与えずなおかつ次に繋がるような「断り方」
不思議なもので、仕事は重なる時に一気に重なる。
手さえ空いていたら喜んで引き受けるのにという仕事が舞い込むこともあるでしょう。
しかし、無理してすべての仕事を引き受けるのは危険。
納期に間に合わなかったら?急ぐあまり質が落ちてしまったら?
後々の仕事を自分で減らしてしまうという最悪の結果になりかねません。
断り方
頼みごとというのは時間が経ってしまうほど断りづらくなってしまいますから、中途半端な返事はやめて無理だと判断した段階できっぱりと断る勇気を持つようにしてください。
その際に相手にもきちんと理由を伝えることで納得してもらいやすくなりますので、なるべく説明は怠らないようにしましょう。
怒ってしまったら
その上で頼みごとをしてきた相手が怒ってしまってもそもそも筋違いですし、自分の都合しか考えていない身勝手な感情ですからこちらは何も悪くありません。
特に人の顔色を見る日本人はノーと言えないタイプが多いのですが、できないことをイエスというほうが問題だということを理解してください。